私は、高齢出産と2年超の育休を経て、2023年4月からアラフォーワーママという肩書きを背負い始めました。もっと厳密に言うと、アラフォー平日ほぼワンオペワーママです。
仕事復帰(社会復帰)は、想像以上に辛いものでした。
何が辛かったかって?「余裕がないこと」が一番辛かった!
何を隠そう、私は「焦ること」が大嫌いで、何事も計画的に進めたいタイプの人間。
育休が終わり、計画や効率なんて一切通用しない育児や久しぶりの仕事復帰という現実に振り回され、メンタルも体力もどん底・・・イライラ・・・
メンタル&フィジカルを通常まで引き戻すのに半年はかかりました。
そんな経験を経たアラフォーワーママが見つけた、平日朝に実践している工夫をお伝えします。同じ悩みを抱えるワーママのみなさんが光を見つけてくださると幸いです。
- 平日朝がバタバタで辛い
- 他のワーママ家庭の朝はどんな感じか知りたい
- 朝、とにかく時間がない
- 夫が何もやってくれない
- 体力を温存して朝を乗り切りたい
忙しい朝を乗り切るための工夫5選
それでは早速、忙しい朝を乗り切るための工夫を見ていきましょう。
- 家事の洗い出しと分担
- 早起きで自分時間確保
- ゴール(出発目標時刻)から逆算で計画
- 朝食は3~4種をローテーション
- 子どもに選択権を
①家事の洗い出しと分担を徹底的に行うこと
実はこれは仕事復帰する前に行いました。そして、その分担は大体今でも継続しています。とはいえ、この工夫の一番の効果は、夫への意識付けだと思っています。
また、仕事復帰して育児も家事も全てこなすことに自信がなかったため、最低限のラインを想定しておくことが必要だったのです。そしてこの洗い出しと分担明確化作業は、やって正解でした。私自身がどん底に落ちるわけですから・・・
「名もなき家事」という言葉をよく聞きますが、それって言い換えると、「夫の知らない家事」ってことですよね。その一つひとつを洗い出し、見える化して共有し、分担する。それが重要です。
我が家は、AERA共働きの家事育児100のタスク表を参考にし、1日にやることになりそうな家事育児の項目を挙げていきました。そして、下の表(例)のように、夫と私の最低限やることの分担表を作成しました。
時間 | 項目 | 私 | 夫 |
23:00~ | 帰宅後、乾燥機の中の洗濯物を出してたたむ | 〇 | |
就寝前 | お弁当箱などの食器を洗う | 〇 | |
6:00 | 起床後、朝食準備 | 〇 | |
6:30 | 娘を起こす | 〇 | |
娘と朝食、身支度 | 〇 |
分担表を作成したら印刷して冷蔵庫にでも貼っておき、身につくまで何度も声掛けや相談を行いましょう!トレーニング期間なんかを設けてもよいかもしれませんね。
②早起きして自分時間を確保しよう
まずはこちらの写真。これは、私の朝活のおともです。
まず、ママにとって子どもを起こさずに自分だけ起きることは、早起きの最大の壁です。目覚まし・アラームは厳禁・・・
どうやって起きるかというと、スマートウォッチのバイブで目覚めるようにしています。育休明け前に、睡眠の質を可視化できるという点にひかれて、現在使っているスマートウォッチを入手しました。
そしてもう一つの朝時間のおともが、子どもの眠りを別部屋で見ることができるモニターです。我が家の娘は、ひとりで寝つくことが習慣になっているため、生後半年以降、こちらのモニター&カメラを愛用しています。寝室とリビングが離れている場合などに、ちゃんと寝てるかな?と気になってしまい自分時間に集中できないという方には、とてもオススメです。
早起きができれば、あとは好きなことをして過ごすのです。勉強してもいいし、滞っていた家事をしてもいいし、時間かけてメイク&スキンケアしてもヨガ&ストレッチをしてもいい。そのうえで、できれば子どもの起きる前に朝の準備にとりかかる。これがベストですね。子どもが起きてカオスが始まる前に、少し準備を進めておくだけで、いつもと違うスタートが切れるはずです。
③家を出発する時刻から逆算してスケジュールを練る
忙しいワーママにとって、逆算スケジューリングのスキルは必須です。自然と身についている方がほとんどかもしれません。
逆算なんて無理!毎朝がカオス!
それができていたら苦労はしないよ・・・という方は、まず早起きして下の項目について一度書き出してみてください。
- 出発したい時間は何時何分?
- 現状、朝の準備にかかる時間はどれくらい?
- 現状やっていることで、無駄な時間はある?
- 無駄な時間は、自分の努力で変えられる?変えられない?
- 無駄な時間を省くと、自分は何時に起きればいい?
このように、まずは目標=出発したい時間を設定することがとても大事です。このとき、出発ギリギリの時間を設定するのではなく、「出発できたら理想」の時間を設定するとよいでしょう。
④朝食メニューは3~4パターンをローテーション
子どもが小さければ小さいほど時間がかかるのが、朝食です。
こちらの写真をご覧ください。我が家の朝食のレギュラーメンバーです。しらすごはん、納豆ごはん、焼きおにぎり。これだけでも3日分いけるので、このメンバーは毎週末買いそろえるようにしています。メインが決まれば、あとはフルーツやヨーグルト、チーズなどをその日の気分によって追加するだけです。とても簡単です。
娘はパンも好きなので週2~3日はパンも登場しますが、平日の朝はお米をメインに朝食を考えるように努力しています。
さらに、これは次に紹介するワンオペ術にも関係するのですが、子ども自身に朝食を選ばせるという手もあります。
朝ごはん、納豆にする?しらすにする?
ん~、しらすにする!
↑このような感じで、余裕がないときこそ、子どもに好きなものを選ばせるスタイルを実践しています。
⑤子どもに自分で選んでもらう
子どもって、自分で選べると喜びませんか?我が家の娘もそうで、私はことあるごとに娘自身に選んでもらうようにしています。休日には私の洋服まで選んでもらったりまします。
例えば、朝食で使う食器を選んでもらう。
そして、保育園に着ていく洋服を選んでもらう。
前述したとおり、子どもは自分で選んだりやったりすることが好きです。自分で決めた洋服ならゴネずにすぐ着替えてくれるし、自分で食器を選べばご機嫌で食卓についてくれます。こうして、こちらは「しめしめ・・・」と心の中で思いながら、笑顔で過ごすことができるわけです。
まとめ ~朝を制するママは一日を制す~
今日は、忙しいワーママが朝イライラしないための工夫を紹介しました。仕事復帰後、余裕がなくてメンタルもフィジカルも最悪の状態を経験したからこそ、声を大にして言いたいことがあります。それは、
朝を制するママは一日を制す!
一日の始まりを笑顔で過ごすことができればこちらのもの。自分に余裕のないせいで子どもを叱り、あとから罪悪感にさいなまれることもありません。
忙しい毎日を送るワーママのみなさんにとって、じっくり考える時間を取ることは難しいかもしれません。しかし、ここで一度じっくりご家庭の状況を振り返ってみませんか?
同じ悩みを抱える仲間はたくさんいます。私にできるのだから、あなたにもできます。
子どもの年齢や勤務形態、家族の協力有無によってできることは変わってきますが、私の経験と工夫が少しだけでも参考になるとうれしいです。
子どもも家族も、笑顔のあなた(ワーママ)をきっと待っていますよ!