今回が最後です。
自分を変えるために乗り越えた5ステップのうち、最後の2ステップを紹介していきます。(個人の体験に基づく振り返りとなっております。)
- 好きなことを深堀りする
- 得意なことを深堀りする
4.好きなことを深堀りする
ここまでくると、自己分析をとおして自分と向き合ったおかげで、物事をシンプルに考えることができるようになってきました。そして、「好きなことをやってみよう」とポジティブに思えるようになり、「あとは行動にうつすのみ」という状態になりました。
でも好きなことって何?何を始めたの?
英語の勉強を再開しました。留学経験もありながら英語力をいかせる仕事をほぼしたことがなかったことをコンプレックスに感じていました。
好きな英語をもっと勉強したい!
日常的に使っていないとどんどん落ちていくのが英語力。育休中は趣味レベルでオンライン英会話や娘の習い事などで英語にふれてはいましたが、確実に私の英語力は低下していました。
「英語力をもっと高めたい!」
自己分析をとおしてそう思った私は、娘からもらった風邪をこじらせて仕事を休んだある日、英検準1級を受けることを決意します。
英検を申し込む
「えいっ!」、そのときの気持ちはそんな感じでした。
娘が受験当日熱を出したらどうする?自分が体調を崩したらどうする?と、考えれば不安材料はいくらでも浮かんできました。
しかし、棒に振るには高すぎる受験料・・・(9,800円)
とにかくやるしかない!
それが私の結論でした。
こうして偶然にも?勢いで?目標を設定することで、好きなこと(=今、やりたいこと)に取り組む状況を作ることとなりました。
好きを深掘りするコツ
あとになって感じたことですが、好きな英語を深堀りできたのは、「英検準1級に合格する」というわかりやすい目標を設定できたからだと思います。目標ができたのだから、あとはやるだけ。そんなシンプルなマインドセットが芽生えた瞬間でした。
好きなことを深堀りするためには、目標設定と勢いが重要!
英語の勉強がもたらした効果
受験を決意したのが11月、試験日は約2ヶ月後の1月でした。
ってあれ?けっこう準備期間短くない・・・?
時間があまりないように思えるかもしれませんが、短いスパンでの目標設定が功を奏しました。
前述したように、私は日常的に英語を使う仕事をしていません。そのため、英語力を試せる場もなければ、磨く場もいかせる場もほとんどありません。
しかし、久しぶりに取り組んだ英語の勉強は、思わぬ効果を生み出すことになったのです。
- 好きなことをやっているという自信が生まれ、前向きになれた
- メンタルが健康になり、人にやさしくできるようになった
- 自分の得意なことが明確になった
効果①前向きになれた
まず、仕事や育児家事のあれこれ以外に取り組むことができたおかげで、小さな自信が生まれ前向きになっていくのを実感するようになりました。
自分以外の人のためにあれこれ動くことが多く、自分のために使う時間(それも有意義に!)がほとんどない!という方には、ぜひ、「自分のために好きなことをする時間」を作ることをおすすめします。
自分のために好きなことをする時間の積み重ねが、自信につながり、ワクワクする気持ちも生まれるはずです。
効果②人にやさしくなれた
そして、その小さな自信がメンタルを安定させ、多少苦手な人を相手にしても、動じずに対応できるようになりました。
そんな単純な話があるかい!と思うかもしれませんが、嘘のような本当の話なんです。多少嫌なことがあっても、受け流せるようになりました。
効果③得意なことが明確になった
物事を前向きにとらえ自信を持てるようになると、自分の「得意なこと」にも気付けるようになってきます。
あれこれと試してみた自己分析をとおして漠然と捉え始めていた自分の「強み」が、英検の勉強という実践の中で徐々に明確に見え始めていくような感覚でした。
この2ヶ月の勉強期間で明らかになった自分の「得意」は、時間管理と習慣化でした。んー、どちらも勉強には不可欠ですね(笑)
このように、好きな英語を深堀りするなかで、メンタルの安定と目標に向かって取り組むワクワク感を体感するのでした。
気付きや効果は人それぞれ。好きなことを深掘りしたら「やりたい仕事が見つかった!」なんて場合もあるのかもしれません。
あなたの好きなことは、なんですか?
5. 得意なことを深堀りする
前回の記事で、強みをみつけるための自己分析を紹介しました。
見つけた強みや他の人より得意かもしれないことを伸ばしてみよう!
そんな気持ちから英検準1級合格という目標を設定して勉強を開始した私は、自然と得意なことの深堀りにもハマっていくことになりました。
具体的にどんなことをしたのか、紹介していきます。何度も言いますが、これはあくまで個人の経験に基づく振り返りです。ふ~ん、という程度に読み進めてください。
得意なこと①時間管理
英検の勉強を開始した私は、あることに気付きます。
勉強時間の確保が最優先事項だ!
いや、当たり前なんですよ、これ(笑)
しかし、客観的に見れば、「やることがひとつ増えた」状況とも言えますよね。冷静に考えて、自分で自分の首をしめているような状況・・・
でも、そのやることとは、自分のやりたいこと。
問題は、どうやって「やりたいこと」をやる時間を作り出すか!ということだったのです。
どうやって時間を作り出す?
私の場合、うまく時間をやりくりすれば勉強時間はいくらでも確保できるという結論に至りました。
- やりたいことをやる時間はある?(ある方は、あとはやるだけですね!)
- 無駄な時間はない?
- やりたいことのために省ける予定や家事はある?
- やりたいことをやる時間=ある!(娘の寝ている時間)
- 無駄な時間=ある!(過ごし方次第)
- 省ける予定や家事=ない!(基本的に予定はミニマム派)
要するに、無駄に時間を過ごすことをやめることが必須というわけです。(もしかしたら、これは誰にでも言えることかもしれません・・・)
効果的だった時間管理法
やりたいことも目標も見つかり、あとは無駄を最小限にして取り組むだけ。
無駄を最小化するために実践した時間管理法は、このような感じでした。↓↓↓
- 朝〇時~〇時、夜〇時~〇時というように、自由時間を固定した
- やりたいこととやるべきことをそれぞれピックアップ
- やりたいこととやるべきことを、スケジュールに組み込んだ
- スケジュールに基づいて行動した
私はコツコツちまちまと物事を進めるのが性に合っているので、予定を立てることも好きです。予定を立てる際は、時間をかけずにスケジューリングするために、下のような工夫をしました。
やりたいこと:英検の勉強(EnglishのE)、自己分析(SelfのS)
やるべきこと:献立作り(MenuのM)、作り置き(CookingのC)
E、S、M、Cをスケジュール帳へ組み込むだけ!
おおまかにスケジュールを立てることが大切です。そして、できなかったことではなく、「今日はコレができた~」とできたことに注目して取り組むことが時間管理のコツ!
得意なこと②:習慣化
目標ややりたいこと、そして自分に合った時間管理法が見つかると、次はそれを続けることが重要になってきます。つまり、習慣化することですね。
逆に言うと、目標や自分に合った時間管理さえ見つかれば、自然とできるようになるのが習慣化だと思います。
私が習慣化に成功したこと
無駄な時間を過ごすことをやめたら(ダラダラしないということです)、ストレスが減るどころか充実感は増す一方。
このうまみにハマった私は、好きなことができる自由時間を確保するためにあることを始めました。
それが、朝活です!
私の朝活は、こんな感じ↓です。
夜は9:30にベッドに入る→5:00起床→娘が起きる6:30まで朝活
やったことは、「ブログ」「英検の勉強」「自己分析(振り返りなど)」
習慣化のコツ
習慣化なんてムリ!ましてや朝活なんてもっとムリ!
そう思う方が多いのも事実。以下では、習慣化のコツをまとめます。
- 無駄&やらなくていいことを生活からできるだけ省いてみる!
- 余裕が生まれたことを実感する!
- 適度に休み、ゆるく続ける!
朝活を始めることができたのは、無駄を省いたからだということをお忘れなく。いっぱいいっぱいの状況で朝活を取り入れるのはNGです!
まずは無駄を省くということを忘れないようにしてください。
毎日同じことの繰り返しに飽きてしまったり、決めたことをどうしてもクリアできない時だってもちろんあると思います。
そんな時は、思い切って休んでもいいんです。
重要なのは、一時停止してもいいから再開して続けることです。
私は、水曜日の朝や金曜日の夜などに「何もしなくていい時間」を設定していました。自分に合った方法で充実感を実感しながら取り組めるようになると、続けること自体が楽しくなってきます♪
まとめ
3本にまたがり書いてきた、「自分を変えるために乗り越えた5ステップ」。お付き合いくださったみなさま、ありがとうございます。
こうして振り返ってみると、職場復帰後の半年以上をもがきながら過ごした時間は、自分にとって意味ある時間だったとさえ思えてきます。
スピリチュアルな怪しいまとめにしたくないので、最後に、私が経験した「自分を変えるために乗り越えた5ステップ」を示して終わりにします。
職場復帰直後のワーママのみなさん!今は辛くても、きっと自分を変えるステップが見えてくるはずです!見えてきたら、流れに身をまかせて楽しんでくださいね!
- 悩みを打ち明け、本当の問題に気付く
- 新しいことを始めてみる
- 自己分析して自分の強みを知る
- 好きなことをを深掘りする
- 得意なことを深掘りする