今日の記事は、さまざまな理由でツラい思いをして頑張っているワーママさんへ向けて書いています。
私は、約2年の育休期間を経て2023年4月に職場復帰しました。
私の仕事は総務人事系ということもあり、4月が1番の繁忙期。復帰直後から目の回るような忙しさでした。
それに加え、はじめてのワーママ生活。はじめての保育園送迎、はじめましての同僚、はじめてのアデノウイルス・・・はじめてづくしの復帰直後の繁忙期生活は、忙しすぎて記憶にありません。
目の前で起きていることに対応するだけで時間がどんどん過ぎていきました。ゆっくり考えることもできなかったです。
2ヶ月3ヶ月と時間が過ぎ、繁忙期を何とか乗り越えることはできましたが、なかなか向き合うことができなかった「モヤモヤ」について、段々と無視できなくなり始めました。
そうこうするうちに、私はワーママが陥りがちな「辞めたい期」に突入していきます。
この仕事、娘を保育園に預けてまでやる価値はある?私の居場所はここじゃないのでは?もっとワクワクしながら仕事したい!
まさに暗黒期でした。
その後、約半年の暗黒期を経て、私のワーママライフは少しずつ変化していきました。
今の仕事はやっぱり興味ないけれど(笑)、続けるメリットはあるし、近い将来にワクワクしながらあと少しだけ頑張ってみよう!
ここからは、「辞めたい期」を経験した私が考える、自分が変わるまでに乗り越えた5ステップについて書いてみたいと思います。
1.「ツラい」と打ち明け、問題に気付く
①ツラいという気持ちを認めて、信頼できる人に打ち明ける
ツラい気持ちに蓋をしていませんか?我慢ばかりしていませんか?
「ツラい!」と打ち明けられる、信頼できる人はいますか?
人は、見たくないものを見ない、気付かないフリをすることが上手になっていくものですね。そして、親しい人にほど「心配させたくない、カッコ悪いところ見せたくない」と自分の負の部分を隠しがちです。
私にとって、暗黒期を抜けるための1歩めは、夫に「ツラい」と言葉で打ち明けたところから始まった気がします。
信頼できる人が身近であればあるほど、「あなた」(私)をよく見てくれているので、気持ちを打ち明けた際はきちんとSOSに向き合ってくれます。もしかしたら、あなたのSOSの前に「異変」に気付き、問いを投げかけてくれるかもしれません。
いつでも辞められると思って仕事しててもいい?ツラいです・・・
元気ないとは思っていたけど、そこまでだったか・・・
(内容を聞いたうえで)じゃあ、辞めたらどうしたい?
夫は優しい人ですが自分からあれこれと詮索してくる方ではないし、勤務時間も休日も違うので会話の時間は限られています。しかし、私の「異変」は感じ取ってくれていたので、ツラさの内容を聞いたうえで、根本的な問いかけをくれました。
辞めてどうしたい?
- ため息と「疲れた」という呟きが多かった。
- なめくじみたいにじめじめしてた。
②本当の問題に気付く
ツラいということを夫や親しい友人に話すなかで、私は自分の甘えと根本的な問題に気付いていくわけです。
仕事をしたくないわけじゃない。今の状況から逃げたいだけだ。
私、どうしたいんだ?
あとで理解したことですが、結局、変わったのも変わる必要があるのも、実は私自身でした。自分の考えやアンテナの向くところが変わったことに自分自身が気付けていなかったのです。そして、ギャップについていけず、すぐにでも環境を変えたかった・・・環境を変えれば解決できるかもしれない、なんて思っていたのですね。
問題に気付いてからは、(諦めも決断も早い方なので)すぐに動き出せました。
いま振り返ってみると、まず私がしたことは、「新しいことを始めた」ということでした。何をしたか、次に紹介していきます。
2. 新しいことを始めてみる
①コーチングを受ける
私が始めたことの一つは、お金をかけてでも自分の気持ちや将来像について明らかにすることでした。結論、このタイミングでコーチングを受けて本当に良かったです。
えっ!いきなりコーチングって、怪しくない?しかも、めちゃくちゃ推してる・・・
コーチングと聞いて、一気に読む気が失せましたか?大丈夫です。多分。
何か(誰か)を宣伝したいわけではありません。
でも、あなたがもし、「自分を犠牲にしながら育児と仕事ばかりして自分とゆっくり向き合う時間がない!」と感じているなら、本当におすすめです。
長い育休期間を経て、私の脳はしぼみ、考え方も重視したいことも変わっていました。それなのに、何の準備もせずポンっと通常運転の職場に戻り、考える余裕もなく身体を動かす。追いつけない心はそれはそれはヘトヘトになります。
私、どうしたいんだ?どうなりたいんだ?
自分を変えたい(変えなければなない)ことはわかっていても、上記の問いについてどう考えればよいかも今の自分から抜け出す方法もわからなかった私は、気持ちの整理を手伝ってもらいたいと考え、コーチを探すことにしました。
- 答えが知りたいだけならコーチングはおすすめしません!
- 自分が主体。何を目的にコーチングを受けるのか明確に!
- 合う合わないを確認するため、無料相談は必ず受けるべし!
もちろん最初のコンタクトは、とても緊張しましたし、勇気は必要でした。相手(コーチ)は知らない方ですから。でも、そんなこと言っていられなかった!
ダメなら(合わなければ)違うコーチを探せばいいだけの話だ!えいっ!
そんな気持ちで思い切って連絡をとってみたのです。幸い、そのコーチの方と話すなかで嫌な気持ちになることも「ちょっと違うな」と思うこともなかったので、そのままコーチングを申し込むことにしました。
- 感情や考えを言語化することは気持ちいい!
- お金をかけているので、主体的に考え自発的に行動できる!
- 視点が増え、より深く自分を知ることができる!
2回(無料相談も含めると3回)だけのコーチングでしたが、上記のような嬉しい感覚が自分に芽生えたのが実感できました。そして、コーチングをとおして私のなかに残った気持ちは、これでした。
ワクワクしたいー!
②コミュニティを広げる
さて次に、コーチングを受けるのと同時進行で決めたのが、地域の財団が主催する女性起業家向けのセミナーに参加することでした。これに参加した理由は、ズバリ好奇心です。
ただ漠然と、自分で何か始めるってワクワクするかも♪と感じ始めていた。それだけです。
とにかく、知らない世界で知らないことを学びたかったのかもしれません。可能性を見たかったし、ワクワクしたかった!
というのも、公務員は副業を認められておらず、時代にも逆行しているし狭い世界に閉じ込められているような感覚を抱くようになっていたからです。
セミナー参加者には本当にいろいろな方がいらっしゃり、それぞれに特徴をもち自分をよく知っておられる!
驚きました。雑な言い方ですが、なんでもできる時代なんだ!と、実感しました。(のちに、覚悟と緻密さがなければ闘っていくことさえできない、と痛感することになります。)
ここでお伝えしたいのは、学びたい・知りたいという好奇心が自分を突き動かした結果、コミュニティが広がったというイメージです。根源にある気持ちが大切なのではないでしょうか。
- 外の世界を見る大切さを再認識した!
- 妻でも母でもない「自分」のための学びの時間がもてた!
- 実際に起業している女性と出会え、さまざまなスタイルを学ぶことができる!
- 自分に足りないものに気付けた!
- 夫に応援してもらえた!
ただのワーママ生活が、少しずつ変化してきました。負のオーラが少しずつ、少しだけ晴れてきたでしょうか・・・
③PC購入+ブログ開始
これもまた時を同じくして、新しくPCを購入しました。
恥ずかしながら、マイPCを持ったのは、10年以上ぶりなのです。
どこでも作業できるPCを持っているというだけでワクワク(笑)
色やメーカーに関してさほどこだわりはなく、大きすぎずすぐに届いて予算内のものを探し、MicrosoftのSurfaceに決めました。希少性というかレア感があってひかれました。(最近になって、知り合いの大学生がSuefaceを使っていたので、なんでSurfaceにしたのか聞いてみたところ、「学生で使っている人はけっこう多い」のだそう。Officeが必須なのでしょうね。)
PC購入後、このブログを始めました。
無謀にも、自分でブログを立ち上げるというチャレンジ。今どきのブログは、立ち上げから投稿までは設定ができれば簡単にできてしまう、というのがウリになっていますね。でも、ITやWEB関連知識はほぼなしの10年ぶりにPC購入したワーママにとっては、それなりの壁はありました。
- 選択肢がたくさんあって迷う!
- 勉強しないと専門用語についていけない!
- 書き方を確立しないと時間消費がハンパない!
大変さはありますが、ブログを開設して約4か月経ったいま、ようやく使い方に慣れてきました。まだまだ課題もあるし、やってみたいこともまだできていませんが、やりたいことがあるってワクワクするものです。
私でもブログが書ける!そんな小さな自信が生まれ、日常の過ごし方やものの見方も少しずつ変わってきました。
後編予告(自己分析と深掘りへ向けて)
今日は、悩めるワーママさんへ向けて、私が「辞めたい期」を乗り越えるまでに経験した5ステップのうちの2つを紹介しました。
ここまでは文字通りもがいていた私も、段々と冷静になっていきました。
そしてさらに、本気で変わりたいと思い新しいことを始めたおかげで、新しい課題も希望も見えてきました。
見えてきた課題と希望=自分をもっと知る必要がある。もっとワクワクしたい。
後編では、この課題や希望と向き合う方法を掘り下げていきたいと思います。
読んでくれてありがとうございました。次回もどうぞ、よろしくお願いします。